第516回「介護崩壊した職場とは何か?(5)」

(11)職員の中に尊敬出来たり、何かあれば相談できる頼れる職員がいない。 実を言うとこの項目は一番最後に項目に追加した。最初は無かった。介護崩壊した職場の特徴を自分で考えて列挙していたが、何か物足りない。何かが足りないと気付いた。 最近では介護崩壊した職場が増えているが、介護が出来ない施設とそうではない施設では何が最大の違いなのか?やはり、最後には介護職場は人、そこにいる職員の質が大事で…

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第515回「介護崩壊した職場とは何か?(4)」

(8)経営者や幹部らが現場の介護職員や看護師の個人名を把握していない。 前回の「(7)理念と実際の介護のギャップが大きい」でも説明したが、訳の分からない理想介護を末端に押し付けると、末端の介護職員がサボタージュを始める。勿論一番悪いのは現場の職員ではなく、現実に合わない介護を押し付ける経営者だ。現場は最初は面従腹背で、一応建前はそのように取り繕うが、感覚が麻痺してくると、取り繕うのも止める…

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第514回「介護崩壊した職場とは何か?(3)」

今週も引き続いて介護崩壊している施設、または近いうちに必ず介護崩壊を起こす施設を紹介する。 (6)従業員にサービス残業を強要するなど、違法行為が蔓延している。 コンプライアンスという言葉が定着したはずだと思っていても、従業員にきちんと残業代を払わない施設はまだ存在する。労基署に訴えられるリスクを考えると、完全に割が合わないのだが、そんな理性的な思考さえ出来ない経営者は多い。しかも自分…

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第513回「介護崩壊した職場とは何か?(2)」

今回で介護崩壊した職場を紹介しているが、早速コメントを頂いている。 「介護崩壊しているろくでもない職場でも必要ではないのか?無茶なことを言っている」という感想があった。批判でも賛同でもコメントを頂けること自体が有難い。 しかし、言わせてほしいが、このシリーズでは介護崩壊している職場を紹介しているのだ。悪質な施設でも必要だろという事ではない。福祉業界は確かに腐敗しているが、こんな条件に該当…

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第512回「介護崩壊した職場とは何か?(1)」

今回は前回で紹介したように、介護崩壊した職場とはどんなものか紹介しよう。 いい施設かどうかを判断する指標は他の介護特集の本や雑誌が作っているかもしれないが、俺が今回教えるのは介護崩壊した事業所、つまり介護機能を喪失した事業所である。諸君が勤めている職場が以下の項目に該当するなら、すぐに退職した方がいい。そこでは良識ある個人がどうにか出来る余地は無い。例えればガスが部屋の中に充満し、照明をスイッ…

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第511回「介護崩壊」

今回のブログではなぜ介護職員がこのような事件を起こすのか?そしてまともな職員はなぜ辞めるのか?それを書こうと思っていた。だが、ブログを読み返すと、以前にも同じテーマで書いていたことに気付く。 第441回「職員が集まらないのはなぜか?(1)」 第442回「職員が集まらないのはなぜか?(2)」 第444回「なぜ職員が辞めるのか?(1)」 第445回「なぜ職員が辞めるのか?(2)」…

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第510回「岐阜県老健死亡事件について(2)」

今週はあの岐阜県の死亡事件について引き続いて語っていく。 この施設のマネジメントが外から見ても、機能していないと思う理由はまだある。 7月31日に80歳の男性利用者が食事の時に窒息死した事故については、自治体に事故の報告をしていなかった。俺もブログの中で何度も言っているが、これは余りにも基本的で、絶対外してはいけない原理原則だ。だが、案外この自治体への事故報告はきちんとできていない施設が…

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第509回「岐阜県老健死亡事件について(1)」

先週ブログを書いている最中に、岐阜県のある老人保健施設で凄い事件が飛び込んできた。岐阜県高山市にある老健で3人が相次いで死亡、2人が肺挫傷及び外傷性気胸で入院した。 報道による情報がまだまだ少なく、判断できる部分が非常に少ない。某転落死有料老人ホームは知り合いが関係者に多いため、情報が自然に集まった。第3者委員による事件検証もあった。しかし、この施設は何もまだない。介護サービス情報の公表と…

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第508回「ハインリッヒの法則の使い方(下)」

今回もハインリッヒの法則の使い方を説明していく。 前回も述べたように、リスクマネジメントは施設の運命を揺るがす大事なものだ。それには当然のことながら、ケアマネジメントも含む。ケアマネジメントについては厚労省の審議会でも「施設ケアプランは無くてもいいのではないか」という声が上がるほど、全く機能していると言い難い施設が多い。以前何度もしつこいぐらいにケアプランと介護支援専門員については述べたが、9…

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第507回「ハインリッヒの法則の使い方(中)」

今回はハインリッヒの法則を使い、多くのインシデント報告を増やすにはどうすればいいのか、またインシデントを分析した結果、事故が予見できる場合にどうすればいいのかを語ろう。 インシデント報告が余りにも少ない場合、当然のことながら上司は増やすように報告のやり方を変えなければならない。出来るだけ簡潔に ・出来事 ・対象利用者(利用者ではない場合もある) だけ簡単なメモ書きでもケース記録でもい…

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