第495号「感覚麻痺(3)」

今週は先週に引き続き感覚麻痺について述べたい。今回はなぜ自分達のやっていることが許されないことに気付かない感覚麻痺を起こすのか、その原因について話をしたい。 今回はカテゴリを心理学に変えている。それと言うのは感覚麻痺は最終的には人の心理の問題になると俺は考えているためだ。 感覚麻痺を起こす原因として、まず一つ言えるのは無知である事だ。 介護職員や相談援助職、看護職などの医療従事者も含み…

続きを読む

第494回「感覚麻痺(2)」

ニュースで奈良県の老健で97歳の女性が窒息死しているのが見つかった。完全介護の老人保健施設で老人が首を絞められていたのだから、普通に考えると内部犯行と言われても仕方が無い。警察も殺人事件で捜査を始めている。このブログが公開される頃には逮捕者が発表されているかもしれない。一つ言っておきたいが、このような事件事故が起きる時に「たまたま」や「不運なこと」のような文字通りのアクシデントと言うのはまず有り…

続きを読む

第493回「感覚麻痺(1)」

先週号で俺は保護者や仮にも園児を守るべき保育園関係者が幼児の半裸及び裸の写真を取ったり、ましてやインターネット上に載せている事実を伝えた。よく考えれば児童ポルノ寸前もしくは性的虐待と言われても仕方が無い暴虐行為だが、こういう保育園は少なくない。恐らく関係者はこれが問題だとも思っていないだろう。こういう正常か異常かの感覚が麻痺してしまう事をとある介護関係者は感覚麻痺と呼んでいたが、非常に解りやすく…

続きを読む

第492回「男性保育士は危険なのか?(下)」

先週から男性保育士が本当に女児の排泄や着替えの援助をしてはいけないのは正しいのかと議論をしている。 如何に男性保育士を排除することが間違っているのかを述べると、必ず反論の材料に使われるのが「性犯罪者の9割は男性ではないか」という主張だ。確かにこのことは事実。性犯罪者の9割は男性だ。まあ、その事実が気に食わなくても、保護者が国民の税金で運営している保育園に「男性保育士に自分の娘に触れされるな…

続きを読む

第491回「男性保育士は危険なのか?(上)」

今週は前回に述べた男性保育士への差別について述べたい。 保護者から「男性保育士が女児の行為や排泄の援助をすることや、プールの引率は止めてほしい」と言う差別発言を聞くに及び、俺がまず先に感じるのは「そんなに男性保育士が嫌なら、女性保育士だけしか雇っていない認可外に行けばいいじゃないか」という事だ。読者諸兄も知っているように、認可保育園とは税金と利用者の一部負担で運営されている。その男性職員が…

続きを読む

第490回「女尊男卑再び」

少し前に千葉市の熊谷市長が理知的で素晴らしいコメントをしている。 「男性保育士に女児の着替えや排泄援助をさせないでくれ」という保護者の声に「娘を男性保育士に着替えさせたくないと言う人は、同様に息子を女性保育士に着替えさせるべきではないわけですが、そんな人は見たことがありません。社会が考慮するに足る理由無しに性による区別をすることは差別です」と反論した。この発言についても、市長の発言が間違いだと…

続きを読む

第489回「ダブルワークは福祉で可能か?」

先日ある本を読んだが、その内容に余りにも酷いため筆を取ることにした。 著者と書名は敢えて書かない。この著者は以前にもイエロー何とかという本を出して、その出鱈目内容に非難を受けたことがある。今回も全くその点は学習しなかったようだ。内容を詳しく書くとキリが無いが、昼間は介護で働くが、貧困などいろんな事情で夜も風俗業で働く女性がいるとのことだ。著者は介護で働いている人=風俗で働いている人と言うわけで…

続きを読む

第488回「身体拘束 同意の根拠」

今回は、いつも熱心にコメントをしてくれる読者の疑問に是非応えたい。何度もコメント欄で疑問が挙がっていたが、身体拘束の同意書の根拠について語りたい。 俺は当初この意見をコメント欄で見た時にはどういう意味か解らずに困惑していたことがある。「同意?だからこそ書面で同意を取っているじゃないか」と感じたものだ。しかし、意見を何度も読み返して、熟慮すると「さも当たり前風に同意を取っているが、これは深刻…

続きを読む

第487回「身体拘束 番外編(1)」

前回のブログのコメント欄は予想通りとはいえ、かなりの反発があった。今回は予定に反して、まずは前回の反響について語りたい。反発自体は仕方が無いが、一つよく考えてほしい。 違法な身体拘束をしてはいけないのはなぜか?どうして現場で勝手にしてはいけないのか? それは現場がどれだけ地獄でも、コンセンサスの無い違法な身体拘束の施行は結局現場の責任にされてしまうからだ。もし、君たちが許可なく勝手に身体拘束…

続きを読む

第486回「身体拘束 運用(下)」

今週も引き続き身体拘束について語りたい。 多くのコメントを頂いて嬉しい限りだが、誤解や無知、偏見に基づく誤謬が多いのは問題だ。今回もそれに応えていきたい。 ⑦緊急時の身体拘束 コメントに「夜勤中に緊急で身体拘束が必要になったら、どうするのか?」と疑問が出た。何が夜に緊急だ。そんなものあるかと一瞬思ったが、実際に選択の余地がない時には手続きの順番が変わる場合がある。実際にあったケ…

続きを読む