第471回「外国人介護職員は奴隷なり」

最近諸君の職場でも外国人、とりわけフィリピン、インドネシア、ベトナムなどアジア系の介護職員がいるかもしれない。当初入所施設にしか認められなかった外国人介護職員も17年4月から訪問介護に従事できるように審議が始まったばかりだ。そして介護福祉士の有資格者であることが在留条件として介護ビザが新設される予定だ。 EPA(経済連携協定)により、インドネシアやフィリピンの介護職員がある程度介護福祉士を…

続きを読む

第470回「インターナルリスク(7)」

このブログを書いている間に驚くべきニュースが入ってきた。奈良県田原本町の社会福祉法人愛和会の元理事長69歳と、娘で同じ法人の保育園園長をしていた娘と2人が有印私文書偽造の疑いで逮捕された。面白い事にこの元理事長の息子は田原本町の現役町長なのだ。自分は関係ないと無実を主張していたが、そんなものを信じる人間は誰もいない。社会福祉法人の腐敗に糾弾のメスが入ったことは喜ばしい。このシリーズは長期化してし…

続きを読む

第469回「インターナルリスク(6)」

先週号ではどんな社会福祉法人が腐敗しているか、その特徴を述べた。コメント欄にあったように確かに重要度A以下は該当する施設が多いかもしれない。殆どの項目を体験したとのコメントには、驚きと共に社会福祉に関わる事も勧められないなと改めて実感する。 さて今週も重要度AAA項目からその意味を説明していきたい。 (8)経営者やその一族が他に病院などの副業が無いはずなのに、高級車やブランド品をやた…

続きを読む

第468回「インターナルリスク(5)」

今週は先々週から公言していたように、横領をしている腐敗法人を見分ける方法を見分ける方法を教えたい。まず断っておくが、内部にいない限り、どのぐらい社会福祉法人経営者が横領しているか見抜くのは難しい。内部にいても、会計や事務をしていない限り察知するのは難しい。問題を起こす社会福祉法人は当然、自分たちに不利な情報は内部職員にも隠す。あくまでも現場の一職員が観察して、腐敗と横領が横行しているかどうかを見…

続きを読む

第467回「インターナルリスク(4)」

前回ではとんでもない不正な私的流用をしている社会福祉法人を例に挙げた。ここで改めて強調しておきたいのだが、普通の会社や社会福祉法人で普通の職員が組織の金を着服したら、それは横領のはずだ。だが、この普通が通用しないのが社会福祉法人の病理だ。この連中は散々1億円以上の金を法人を隠れ蓑にして、簒奪しておきながら未だに逮捕さえされていない。 「法律は蜘蛛の巣のようなものだ。小さな虫がひっかかり、大きな…

続きを読む

第466回「インターナルリスク(3)」

前回、前々回とクレーマー家族に対する対策を滔々と述べてきた。そこで強調したのが組織力だが、実を言うとそこまでの一枚岩とした纏まりが出来るまでが難しい。気に食わない者は排除する独裁国家みたいな事業所だったら、良くも悪くも組織力を発揮出来るかと言えばそれも違う。逆にそういう独裁国家みたいな事業所だと、腐敗と内部のケイオスぶりが組織を堕落させる。その格好の例となる事件が起きた。 神戸新聞2016…

続きを読む

第465回「インターナルリスク(2)」

は先週に続いて今週もインターナルリスクについて語りたい。何度も言うが、馬鹿な介護職員が起こすトラブルも困りものだが、馬鹿な幹部職員が行う言動、不作為は全く下っ端職員のそれらよりも悪影響が甚大である。しかも、幹部クラスは簡単に解雇などできないから性質が悪い。 なお先週強調したクレーマー家族との相談記録だが、当事者がいればいいじゃないかと思うかもしれないが、絶対に書面で記録を残すことだ。それさ…

続きを読む

第464回「インターナルリスク(1)」

今週は本来、事故報告書とインシデントに関わるリスクマネジメント理論について語ろうと思っていたが、コメント欄のご意見に返答をしたい。いつもコメントをして頂ける方に感謝の気持ちを込めて、語りたい。 疑問1 顧客にもきちんと自分で勉強をして、介護の実態を知る努力が必要ではないか?知らない方が悪いのではないか? 返答 残念だが、プロとはどういうことなのかを自覚するべきだ。介護においては事業所…

続きを読む

第463回「リスクマネジメントとは何か?(4)ケアプランの役割」

長いものでもう1ヵ月もリスクマネジメントについて語っている。先週俺は④家族に事故リスクの理解をさせていない事を説明した。そこには到底家族の立場や一般論では理解できない施設介護の歪んだ理屈が存在することを語った。でも、もう一つ利用者家族に転倒などのリスクを理解させられない要因がある。 ⑤ケアプランが機能していない。 よくあることだが、利用者家族と実際に介護している職員の利用者像にズレが…

続きを読む

第462回「リスクマネジメントとは何か?(3)」

④家族に事故リスクの理解をさせていない。 早速読者諸兄からコメントをいただいているが、その中には「普通に生活していたら、転倒するリスクぐらいある。それを理解しない方がおかしい」という意見があった。実を言うと、これは最も福祉関係者が不慮の事故やトラブルを起こしたときに使われる弁解である。でも、これは殆どの利用者家族は理解しないし、納得も得られない。 なぜか? 施設でも家庭と同じよ…

続きを読む